活動報告

東峰村で、5Gなど先端技術によるイベント「DIGITAL Switch! FUKUOKA」 開催

2021年10月11日 お知らせ

 東峰村や添田町など、九州北部豪雨(平成29年7月)によって被災した日田彦山線沿線地域の広域的な地域振興、観光振興のあり方については、当会の松本國寛 理事を座長とするプロジェクトチーム「日田彦山線復旧問題対策協議会」が検討を重ね、地元両自治体の合意のもとに令和2年6月「日田彦山線沿線地域振興基本構想」を策定しました。

 この基本構想の施策の一つとして、松本國寛 理事は、移住定住に繋がるリモートワーク等の普及拡大のため「5Gの環境整備」を提言しています。
 そこで福岡県は、令和3年10月9日(土)、10(日)の2日間、東峰村において、ウイズ(with)コロナに対応した取組による地方創生を目指し、パイロット事業として、5Gを中心とした先端技術を活用した地域の未来像を体験できるイベントを開催しました。

 イベントのオープニングで、当会の藏内勇夫 会長は、「九州北部豪雨によって、多くの家屋や道路、また基幹産業である農業の関連施設や田畑が甚大な被害を受けました。さらに地域の足であるJR日田彦山線も大行司駅の駅舎が倒壊するなど壊滅的な打撃を受けました。この被害に対し、福岡県議会をはじめ九州の自立を考える会では、東峰村、添田町、大分県日田市にも足を運び、多くの皆さんと復旧・復興に向けた意見交換を行ってまいりました。現在は、関係者全員で策定した「日田彦山線沿線地域振興基本構想」に基づき、県と地元自治体が一体となって、復旧・復興の取組を急ピッチで行っているところです。今回、東峰村でDX(※)をテーマとしたイベントを開催します。最新のデジタル技術を活用したDXを進めることで中山間地域においても、都市部と遜色のない働き方ができ、また、行政や民間の様々なサービスを受けることが可能となります。東峰村で行われるこの取組を契機に、他の中山間地域でもこのデジタル技術を用いた地域振興の取組が広がっていくことを大いに期待しています。」と挨拶しました。

 また、主催者として服部誠太郎 福岡県知事は、藏内勇夫 当会会長、日田彦山線復旧問題対策協議会 松本國寛 座長並びに澁谷博昭 東峰村長はじめ今回のイベント開催に尽力された関係者への感謝の言葉を述べるとともに、県民に向けて、「最先端技術であるマルチアングル配信によるオンラインライブや5Gを使ったVR(バーチャルリアリティー)観光など本イベントには様々なメニューがあります。是非皆さんも覗いてみてください」と参加を呼びかけました。

    (挨拶を行う藏内勇夫会長)

  (5Gを活用した映像通信(東峰村会場))

(※)DX
インターネット、スマートフォン等、今や暮らしに欠かせないものとなっている 「デジタル技術」。5Gをはじめとする新しい技術が加わり、日々進化しています。この「デジタル技術」によって、私たちの生活をあらゆる面でより良い方向に変化をもたらすこと。これが「DX」(デジタル・トランスフォーメーション)です。

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