令和4年度定例総会を開催しました
2022年10月12日 お知らせ
令和4年10月12日(水)、福岡市内で「九州の自立を考える会 令和4年度定例総会」を開催しました。
当会は、平成23年9月に設立し、以来10年にわたり国と地方の役割分担のあり方を見直す地方主権の推進や九州の成長戦略などを提言し、これらを次々に実現してまいりました。今回は、当会の更なる発展の礎となる記念すべき総会と位置づけて開催し、約170名の会員の皆様にご参加いただきました。
開会にあたり、原口 剣生 副会長が、「九州の自立を考える会では、藏内 勇夫 会長を中心とし10年以上にわたって、九州の自立を考えるにふさわしい活動を続けている。平成26年には、観光、農業、スポーツなどの柱からなる「九州の成長戦略に係る政策提言」を発表し、その実現に向け取り組んでいる。また、平成29年の九州北部豪雨による災害に対しては、日田彦山線復旧や、沿線の地域振興について、皆様とともに協議を行い取り組んできた。このような活動等により、当会は多方面から賞賛の声を受けている。今後も、九州が考えることは素晴らしいということを、日本全国に発信していきたいと思っているので、会員の皆様方には、変わらぬご理解とご支援のほど切にお願いする。」とご挨拶をされました。
【開会挨拶を行う 原口 剣生 副会長】
第一部 議案審議に入り、以下の議案がいずれも原案のとおり承認されました。
第1号議案「令和3年度事業報告及び決算について」
第2号議案「一般社団法人ワンヘルス推進支援機構(仮称)の設立について」
第3号議案「令和4年度事業計画及び予算について」
第4号議案「役員の選任について」
【議長を務める 藏内 勇夫 会長】
第1号議案に関して、岩元 一儀 監事から監査報告がありました。
【監事報告を行う 岩元 一儀 議員】
【司会を務める 松尾 統章 理事兼会計責任者】
第二部の基調講演に移り、始めに主催者として藏内 勇夫 会長が「当会は、平成23年9月15日、福岡県議会の本会議場で産声をあげてから、早いもので10年の時が経過した。その間、九州の統一的ロゴマークの決定、世界遺産登録、セントラルパーク構想、農産物の輸出促進、洋上風力発電の促進、福岡空港と北九州空港間の連携、水素ステーションの実証、スポーツ振興、日田彦山線沿線地域の復旧復興など様々な取組を行い、それらを次々に実現してきた。これもひとえに、役員、会員の皆様方のお陰であり心から感謝申し上げる。
また、当会では、より多くの政策提言を行っていこうということで、現在、ワンヘルスの推進を提言し、その実践に取り組んでいる。今年2月には、岸田総理と官邸でお会いし、アジア新興・人獣共通感染症センター(仮称)の実現、みやま市に設置されるワンヘルスセンターへの支援、さらに、ワンヘルスに係る法整備等について要請を行った。
来月(11月)、福岡市で開催するアジア獣医師会連合(FAVA)大会において、私はアジアの会長に就任させていただくが、加盟国23ヵ国に、我が国が持つ、特に福岡県が持つワンヘルスの知識や取組を広く普及していきたい。そこで、服部知事のご協力をいただき、FAVAのワンヘルスに特化した事務所を福岡県に誘致したいと取り組んだところ、FAVA執行部会議で満場一致で決定をいただいた。
今後も九州の成長発展のために努力を重ねていくので、会員の皆様方の変わらぬご支援をお願い申し上げる。」とご挨拶されました。
【会長挨拶を行う 藏内 勇夫 会長】
次にご来賓の桐明 和久 福岡県議会議長が「平成23年に設立されてから10年以上にわたって活動を継続されていらっしゃる、九州の自立を考える会の皆様の熱意に深く敬意を表する。
先般、私は、九州北部豪雨により甚大な被害を受けた東峰村を訪問したが、現在、より良い形での復旧復興が着々と行われている。これも藏内 勇夫 会長が、松本 國寛 自民党福岡県議団会長を座長とするプロジェクトチーム「日田彦山線復旧問題対策協議会」を設置くださり、地元の方々の意見も十分に聞きながら沿線地域の地域振興、観光振興のあり方について、ご検討くださったおかげだと思っている。
県議会としても、県執行部と一体となり、また九州の自立を考える会をはじめ、地元自治体とも連携し、日田彦山線沿線地域の振興に、しっかりと取り組んでいきたい。」とご挨拶されました。
【来賓挨拶を行う 桐明 和久 議長】
また、同じくご来賓の服部 誠太郎 福岡県知事が「九州の自立を考える会の皆様には、これまで、ワンヘルスの推進、九州全体を見据えた観光振興、日田彦山線沿線の地域振興など、福岡県政の推進に多大なるお力添えを頂いた。今後とも力強いご支援をよろしくお願いしたい。」とご挨拶されました。
【来賓挨拶を行う 服部 誠太郎 知事】
続いて、一般社団法人九州観光機構 会長の唐池 恒二 様から「夢みる力が「気」をつくる~九州観光再生に向けて~」とのテーマでご講演頂き、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」誕生にまつわる話や、九州観光機構の観光戦略等についてご講演いただきました。
(唐池会長の講演内容は会員専用HPで公開予定です)
【基調講演を行う 唐池 恒二 九州観光機構会長】
最後に、閉会にあたり、吉村 敏男 副会長が「九州の自立を考える会も、設立以来10年という月日が流れた。その間、地方分権改革を土台として、九州の成長戦略に関する様々な政策提言を行ってきた。そして、藏内 勇夫 会長の先見の明により、ワンヘルスの推進が当会の主要課題に加わった。この課題は世界、そして人類を救う課題だと思っている。その大きな力が福岡から、九州から、世界に広がるように、本日ご参加の会員の皆様の御協力と御理解をお願い申し上げる」と挨拶し、盛会のうちに総会は終了しました。
【閉会の挨拶を行う 吉村 敏男 副会長】
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