ワンヘルスセンターの整備等に向けて、みやま市と譲渡物件の活用に関する協定を締結しました
2023年07月11日 お知らせ
7月5日、福岡県は、みやま市から保健医療経営大学の跡地及び建物を譲り受け、同日、この物件の活用に関し、みやま市と協定を締結しました。
この協定に基づき、みやま市と連携協力し、譲渡物件を有効活用しながら、ワンヘルスの推進に取り組んでまいります。
藏内会長あいさつ「国内初のワンヘルスセンターに関しまして、みやま市と譲渡物件の活用に関する協定を結ぶことができますことは大変うれしく思っております。
先般、服部知事とハワイを訪問した際に、知事は、ハワイ州知事とハワイ大学の学長への挨拶の中で、福岡県にワンヘルスセンターを作ることを申されました。国会においては、林芳正外務大臣を会長にワンヘルスを推進する議員連盟が設置され、5月のG7広島サミットでは、ワンヘルスアプローチを適用させることが、改めて表明をされました。さらには、政府の骨太方針においても、ワンヘルスアプローチを推進することが明記をされたところです。
ますます、この福岡県のワンヘルスセンターは、多くの関心のもとに大きな役割を担うその期待が寄せられるのではないかと思っています。
日本獣医師会及びアジア獣医師会連合もしっかりと支援をさせていただきたいと思っていますし、引き続き、九州の自立を考える会では、重点事項として取り組んで参りますことを、皆さん方にお約束申し上げ、お祝いの挨拶とさせていただきます。」
服部知事あいさつ「県では、人の健康、動物の健康、地球の健全性、この3つを1つのものとして守っていくというワンヘルスの理念、このことが、人獣共通感染症のリスクから、人類を守る、このために極めて重要な取組みであるという考え方の下、このワンヘルスの推進を掲げ、福岡県をワンヘルスの世界的な先進地にしていきたいと考えています。
このワンヘルスを推進する拠点として、ワンヘルスセンターの整備を鋭意進めてまいりたいと思っています。
これからも、みやま市との連携をさらに深め、そしてワンヘルスの取組みを加速していきたいと思っています。」
香原議長あいさつ「福岡県議会は、日本で初めてワンヘルス推進基本条例を制定させていただきました。このワンヘルスセンターがこの条例の軸であって、中核施設になっていくと思っています。
県議会といたしましても、引き続き、藏内会長のご指導のもと、しっかりとこのワンヘルスの推進、そして、ワンヘルスセンターが、順調に進んでいくために、お力添えをさせていただきたいと思っています。」
※ワンヘルスセンター
人の健康と環境の保全に関する機能を持つ「保健環境研究所」と、家畜に加え野生動物や愛玩動物の保健衛生を一元的に担う「動物保健衛生所」との相互連携により、ワンヘルスに関する先進的な調査・研究や人材育成などを進めるワンヘルスの実践拠点。令和3年1月に施工されたワンヘルス推進基本条例で、整備の推進と役割・機能を規定していました。
挨拶を行う 藏内勇夫会長
締結式の様子
ワンヘルスセンターのイメージ図
写真後列左から
宮本 五市 みやま市議会副議長
牛嶋 利三 みやま市議会議長
藏内 勇夫 九州の自立を考える会会長
香原 勝司 福岡県議会議長
秋田 章二 ワンヘルス・地方分権等調査特別委員会委員長
板橋 聡 福岡県議会議員
写真前列左から
松嶋 盛人 みやま市長
服部誠太郎 福岡県知事
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