活動報告

九州の森林資源を活用した成長戦略に向けて

2013年10月21日 お知らせ

 平成25年10月17日、福岡市内において「森林・林業・林産業活性化九州大会」が開催されました。
 大会では、冒頭、吉原太郎福岡県森林・林業・林産業活性化促進議員連盟会長の主催者あいさつがあり、来賓として当会の藏内勇夫会長が祝辞を述べました。
 藏内会長は、九州各県から集まった関係者約1000人を前に、「九州の持つ潜在力、地域の資源というものを可能な限り九州の成長戦略の中に組み込んで実現していくことが一番大切であり、九州の成長戦略の大きな柱の一つが、膨大な九州の森林資源である。JR九州のななつ星では内装の9割に木材が使われており、九州各県の素晴らしい伝統文化である工芸も組み込まれている。食材もそれぞれ九州の特産品の提供がなされるということであり、まさしくこれが九州の成長戦略そのものではないかと考えている。

 林業を取り巻く環境というのは決して生易しいものではなく、我々はいろんな課題を解決し乗り越えていかねばならない。しかし、明るい兆しも見えている。九州新幹線の筑後船小屋駅前に新しくできた九州芸文館や太宰府にある九州国立博物館には九州の木材が使われている。今まさに我々は九州の木材を活用することによって、地域を活性化し、九州の豊かな自然を守っていく、そういったスタートを築いたわけであり、自立の会としても、この九州の林産業の成長戦略、そして多面的な機能を保全するといったことを皆さんと共に今後とも研究を続けて、しっかりと支援して参りたい。」と述べました。

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