広域行政セミナー(第8回)を開催しました
2015年02月09日 セミナー
2月9日、福岡市内で第8回広域行政セミナーを開催しました。
300名を超える方々にご参加いただき、開会にあたり、吉村敏男副会長が「昨年10月、この会として九州の成長戦略に係る政策提言をまとめ、国にも持参した。こういう動きこそが、自治体の分権改革、分権の流れを、さらに強力に推し進めるものだと考える」と挨拶しました。
(写真:開会挨拶を行う吉村敏男副会長)
また、藏内勇夫会長からは、「我々は平成23年度から調査研究を続け、その集大成として昨年10月九州の成長戦略に係る政策提言をまとめた。これは、今日わが国が抱えている少子高齢化、成長率の低下を乗り越えるために不可欠な九州を成長させる戦略であると思っている。本年は、ぜひこの九州の成長戦略を前に進める年にしたいと思っている。私どもは、九州の自立を考える会というミッションを立て、そしてビジョンをつくりあげた。これから九州のグランドデザインを描き、そこに到達するまでのロードマップを示さなければならない」と、話がありました。
(写真:会長挨拶を行う藏内勇夫会長)
来賓を代表し、加地邦雄福岡県議会議長が「昨年10月に発表された九州の成長戦略に係る政策提言は、大変大きな反響を呼んでおり、私自身も強い感動を持って読ませていただいた。観光や農林水産業など九州、そして本県が成長していく上で欠かすことのできない政策を提言されており、県議会も行政と力を合わせて、迅速にその実現に向け取り組みたい」と挨拶されました。
(写真:来賓挨拶を行う加地邦雄福岡県議会議長)
次に、小川洋福岡県知事からは、「九州の成長戦略に係る政策提言は、福岡県だけでなく九州全体の経済の活性化を図るための多岐にわたる貴重な提言となっている。今後、観光や農業など私ども九州が一丸となった取組について、さらに検討を進めていきたいと考えている」と挨拶がありました。
(写真:来賓挨拶を行う小川洋福岡県知事)
講演では九州経済連合会麻生泰会長が「九州から日本を動かす」をテーマに、「アベノミクスが動き始めた今、我々は大きなチャンスを手にしている。特に、九州はまとまりがあり、アジアに近いなど他地区に比べアドバンテージがある。今まさに九州から日本を動かすという心意気を持ち、九州を盛り上げていくための独自の取組み“とんがり”を考え実行する必要がある。私は九州経済連合会の会長に就任した際、『九州から日本を動かす。それが私の使命である』という思いを各会員に伝えた。九州から日本を動かす、まさにこの九州の自立を考える会と同じことを考えている。これから様々な“とんがり”を出し、東京から見て西に元気な九州があるといわれるようになるよう、皆さんと協力していきたいと思っている。」と述べられました。
(写真:講演を行う九州経済連合会麻生泰会長)
閉会にあたり、井本宗司理事が、「今、地方創生でどのような地方版の戦略を練るか考えているところである。今日は新しく‘とんがり’戦略を授かったので、これから地域を浮揚するために、我々独自の頑張りを見せていきたい」と挨拶しました。
(写真:閉会挨拶を行う井本宗司理事)
閉じる