第10回セミナーを開催しました
2016年02月22日 セミナー
開会にあたり、原口 剣生 副会長が、「今回で広域行政セミナーも10回目を数える。今までこの広域行政セミナーにおいて、様々なことを多角的な視点で教えていただいた。この広域行政セミナーの1回目からを一つ一つ思い起こしながら、これからももっと勉強していきたいと思う」と挨拶しました。
また、藏内 勇夫 会長が、「昨年10月、ロンドンのトゥイッケナム・スタジアムを訪問した。ラグビーの聖地である。訪問の目的は、『九州の成長戦略に係る政策提言』の中に観光の振興、スポーツの振興が入っているが、九州の観光戦略、それとスポーツ及びスポーツ産業の戦略の深化、これらを融合したスポーツツーリズムの九州版がつくれないかと考えたからである。
今日は、O.S.M代表取締役会長でスポーツマーケターの 岡本佳文 氏に講演いただく。我々が目指す九州の成長戦略がより着実に前進し、実現するように、特にスポーツツーリズムの部門においてロードマップをつくる手助けになるのではないかと期待をしている」と挨拶しました。
来賓を代表し、井上 忠敏 福岡県議会議長からは、「第10回目となる広域行政セミナーのご盛会について心からお喜びを申し上げる。福岡県議会としては、『九州の成長戦略に係る政策提言』の実現に向け、強い意思を持って取り組んでいる」との挨拶を頂戴しました。
次に、小川 洋 福岡県知事からも、「地方創生の一環で、東京の一極集中を是正するため、これまで九州・山口各県それぞれで行っていたU・I・Jターンの合同説明会等を、今般、私から各知事に提案し一緒にやることになった。こういった形で、『九州の成長戦略に係る政策提言』の趣旨も踏まえ、引き続き国や九州各県等と一緒に施策を展開していきたい」との挨拶を頂戴しました。
セミナーでは、スポーツマーケターの 岡本 佳文 氏から、「地域振興とスポーツ」をテーマに、「九州の自立を考える会の皆さん、目標は日本でもなく、アジアでもなく、九州から世界を市場としてどう捉えるか、これを最終のゴールとしてぜひ持ってもらいたい。
大切なポイントの一つは、スポーツを本当にビジネスとして捉えることができるかということ。スポーツをエンターテイメント化して、お客様にその価値をどう感じてもらえるか。スポーツは高額なチケットでも完売できるコンテンツであり、価値を生み出せる力を持っている。パブリックリレーションズ(広報)を大事にし、とにかく人を集め、顧客満足度を高めることが必要であるが、そのためにはこれらを行える専門の人材を育成することが重要である」との講演がありました。
閉会にあたり、森下 博司 理事が、「北九州マラソンで応援をしていたが、全国からのランナーにありがとうと言われる度に、そのきずな、温かみ、触れ合いを感じ、それが集客につながるとも実感した。本会も5年目を迎えた。国が押しつける地方分権でなくて、真の地方分権が求められている。我々が考え、行動していくという気概を持ってこれからもやっていきたい」と挨拶しました。
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